「購入できません」
証券会社のアプリに、そんな一言が表示されたとき、正直かなり焦りました。
注文ボタンを何度押しても変わらない。エラーでもない。ただ静かに「買えない」という事実だけが画面に表示されている。
これは筆者が実際にSBI証券で体験したことです。今回は、その経緯と、moomoo証券に乗り換えた理由をありのままに書いていきます。
量子株を含む米国小型株への投資を検討している方には、特に参考になると思います。
SBI証券で「突然買えなくなった」あの日
筆者がSBI証券で米国株の取引をしていたとき、暗号通貨関連の銘柄を購入しようとした場面がありました。
以前は普通に取引できていた銘柄です。しかしある日を境に、注文画面で購入が弾かれるようになっていました。
調べて初めてわかったのですが、その銘柄はいつの間にか「要注意銘柄」に指定されていたのです。
要注意銘柄とは何か
SBI証券をはじめ国内の証券会社では、特定の条件に該当する銘柄を「要注意銘柄」や「注意喚起銘柄」として指定する制度があります。
主な指定理由は以下のようなものです。
| 指定理由の例 | 具体的な状況 |
|---|---|
| 株価の急騰・急落 | 短期間で株価が異常な動きをした場合 |
| 継続企業の前提に関する注記 | 財務的に存続リスクがあると開示された場合 |
| 上場廃止リスク | 取引所から上場廃止の審査対象になった場合 |
| 信用取引規制 | 取引所や日証金による信用規制がかかった場合 |
要注意銘柄に指定されると、新規の買い注文が制限される場合があります。既に保有している場合は売却できますが、新たに買い増しができなくなるケースもあります。
そして厄介なのが、この指定は事前告知なく随時行われるという点です。昨日まで普通に買えていた銘柄が、翌日には買えなくなっていた、というのが筆者の体験そのものでした。
量子株も同じ問題が起きうるのか
この経験を通じて気づいたことがあります。それは、量子コンピュータ関連の米国株も、同じ問題が起きやすい特徴を持っているということです。
理由はシンプルで、量子株の多くが以下の特徴を持っているからです。
要注意銘柄に指定されやすい量子株の特徴
| 特徴 | 該当する銘柄の例 | リスク |
|---|---|---|
| SPAC上場(合併上場) | Rigetti(RGTI)、D-Wave(QBTS)など | 上場直後から株価が不安定になりやすい |
| 継続的な最終赤字 | 純粋量子株の多くが該当 | 存続リスクの注記が出ることがある |
| 極端な株価ボラティリティ | 量子関連ニュースで短期間に急騰・急落 | 急変時に信用規制・注意喚起がかかりやすい |
| 超小型株(時価総額が小さい) | QUBT、ARQQなど | そもそも取扱いのない証券会社がある |
筆者が経験した暗号関連銘柄と、量子株の純粋プレイヤーたちは、こうした構造的な共通点を持っています。「今は買えている」からといって、それが永続的に保証されているわけではないのです。
なぜmoomoo証券に乗り換えたのか
SBI証券で買えなくなった経験をきっかけに、代替手段を探すなかで出会ったのがmoomoo証券です。
乗り換えを決めた主な理由を正直に書きます。
① 米国小型株・新興株の取扱いが幅広い
moomoo証券は米国株の取扱い銘柄数が豊富で、SBI証券では買えなくなった銘柄も取引できるケースがあります。特に上場間もないSPAC銘柄や、マイクロキャップ(超小型)の米国株に強みがあります。
② 情報収集ツールが充実している
アプリ内で機関投資家・大口投資家の動向、決算情報、ニュースが一元管理されています。英語の情報も日本語に自動翻訳されるため、米国の量子株ニュースをリアルタイムでキャッチしやすい環境です。
③ 米国株の取引手数料が安い
取引コストは長期的な収益に直結します。moomoo証券は米国株の手数料水準が国内大手と比べて競争力があります。
量子株のような成長初期の銘柄は、情報の速度と取引の柔軟性が重要です。その点でmoomoo証券は筆者のニーズに合っていました。
SBI証券とmoomoo証券、どちらを使えばいいのか
「じゃあSBI証券はもう使わないの?」と思われるかもしれません。答えはNoです。
筆者は現在も両方の口座を保有しています。用途によって使い分けるのが現実的だと感じています。
| SBI証券 | moomoo証券 | |
|---|---|---|
| 得意な用途 | 日本株・大型米国株・投資信託・NISA | 米国小型株・新興株・量子関連銘柄 |
| 情報ツール | 国内株の情報が充実 | 米国株の情報・機関投資家動向が充実 |
| 操作性 | 馴染みやすく機能が豊富 | アプリが洗練されていて見やすい |
| NISA対応 | 対応(新NISA) | 対応(新NISA) |
| こんな人に | 日本株メインで、米国大型株も持ちたい人 | 量子株・米国小型株を積極的に取引したい人 |
量子株への投資を本格的に考えているなら、moomoo証券の口座を1つ持っておくと「買えない」という状況を回避できる場面が増えます。口座開設自体は無料なので、まず持っておくという選択肢は十分アリだと思います。
まとめ:「買えない」を事前に防ぐために
今回の話を整理すると、こうなります。
- SBI証券の「要注意銘柄」制度により、突然購入できなくなる銘柄が存在する
- 量子株の多くはSPAC上場・赤字・高ボラティリティという、要注意銘柄に指定されやすい特徴を持つ
- moomoo証券は米国小型株・新興株の取扱いが幅広く、代替口座として機能する
- SBIとmoomooの併用が、量子株投資家にとって現実的な解決策
「どこでも買える」と思っていた銘柄が、ある日突然買えなくなる。この経験は、証券会社を1社に絞るリスクを教えてくれました。
量子株に限らず、成長初期の米国小型株に興味がある方は、複数の証券会社に口座を持っておくことを検討してみてください。
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