「量子コンピュータの株って、どれを買えばいいの?」
AIブームの次のテーマとして、量子コンピュータ関連株への注目が急速に高まっています。2025年後半から2026年にかけて、米国上場のピュアプレイ銘柄(純粋な量子コンピュータ専業企業)の中には1年で2〜5倍になったものも続出しました。
この記事では、日本株・米国株にわたる主要な量子コンピュータ関連銘柄を投資家視点でまとめて解説します。「どんな企業があるのか全体像を把握したい」という方はぜひ最後までお読みください。
⚠️ 免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。株式投資には元本割れのリスクがあります。
量子コンピュータ関連株とは?
量子コンピュータ関連株とは、量子コンピュータの研究・開発・製造・クラウド提供、または関連部品・ソフトウェアを手掛ける企業の株式の総称です。
大きく分けると次の3タイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| ピュアプレイ(専業) | 量子コンピュータ一本で勝負。値動きが大きい | IonQ、Rigetti、D-Wave |
| テック大手(量子部門あり) | IBMやGoogleのように量子事業も持つ巨大企業 | IBM、Alphabet(Google) |
| 日本の関連企業 | 部品・素材・ソフト・研究開発で関与 | NEC、富士通、日立、NTT |
米国株:注目のピュアプレイ銘柄
IonQ(ティッカー:IONQ)
量子コンピュータ専業の米国上場企業。イオントラップ方式という、常温での稼働が可能な技術を採用しているのが特徴です。IBMのように極低温装置が不要なため、コスト効率に優れるとされています。
2025年〜2026年にかけて投資家の関心が急上昇し、株価も大きく上昇しました。売上は着実に拡大しているものの、現状は赤字経営が続いており、将来の収益化が焦点です。
D-Wave Quantum(ティッカー:QBTS)
量子アニーリング方式(組み合わせ最適化問題に特化した量子コンピュータ)を展開するカナダ発の企業。物流・金融・創薬の最適化問題での活用実績があります。量子コンピュータ関連企業の中では比較的実用化が進んでいるといわれています。
Rigetti Computing(ティッカー:RGTI)
超伝導方式の量子プロセッサを開発・製造する専業企業。クラウド経由で量子コンピューティングを提供するサービスも展開しています。規模は小さいですが、技術開発の進捗に注目が集まっています。
Quantum Computing Inc.(ティッカー:QUBT)
フォトニクス(光量子)技術を活用した量子コンピューティングを手掛けます。比較的新興の企業で、株価の値動きが激しい点は要注意です。
米国株:大手テック(量子事業を持つ企業)
IBM(ティッカー:IBM)
量子コンピュータ分野では世界のトップランナーの一つ。2016年に世界で初めて量子デバイスをクラウド上で公開し、量子コンピューティング用ソフトウェア「Qiskit」は世界で最も広く使われています。
2026年末までに「量子アドバンテージ(量子コンピュータが現実問題でスーパーコンピュータを超える段階)」の達成を見込んでいるとされており、ロードマップの進捗が注目されています。IBMは量子事業だけでなくAI・クラウド・ITサービスなど多角的な事業を持つため、ピュアプレイ銘柄より株価の安定性が高い傾向があります。
Alphabet(Google)(ティッカー:GOOGL)
2024年12月、Googleは量子チップ「Willow(ウィロウ)」を発表。世界最高水準のスーパーコンピュータでも天文学的な時間を要する計算を5分未満で処理したと報告し、世界的な話題を集めました。Alphabetは量子コンピュータ以外にもAI・広告・クラウドなど幅広い事業を展開しており、量子株としてのリスクを抑えながら投資できる選択肢の一つです。
日本株:本命・注目銘柄
日本では政府主導で量子技術の国産化が進んでいます。2026年3月には、理化学研究所と大阪大学が共同開発した144量子ビットの国産量子コンピュータ「叡-Ⅱ(エイツー)」のクラウドサービスが正式に開始されました。富士通と理研は2026年度内に1,000量子ビット超の超伝導量子コンピュータの稼働を目指すとも公表しており、国内の動きが加速しています。
NEC(証券コード:6701)
国内の量子コンピュータ分野における本命株として多くのアナリストに挙げられます。政府・研究機関との連携実績が豊富で、国策の恩恵を直接受けやすい企業の一つです。
富士通(証券コード:6702)
理化学研究所と共同でスーパーコンピュータ「富岳」を開発した実績を持つ企業。量子コンピュータ分野でも理研との共同開発を進めており、1,000量子ビット機の開発計画が発表されています。量子ソフトウェアの開発でも一歩先を行くと評価されています。
日立製作所(証券コード:6501)
2030年度までに1メガビット(100万量子ビット)級のシリコン型量子コンピュータを開発する目標を発表しています。超長期の視点で量子コンピュータへの投資を続けており、大型の関連銘柄として注目されています。
NTT(証券コード:9432)
光量子コンピュータの新方式開発に成功したと報告されており、独自技術を軸に量子通信・量子コンピュータ分野に取り組んでいます。
投資する際の3つの注意点
量子コンピュータ株は夢のある分野ですが、投資にあたっては次の点を理解しておくことが重要です。
① 商用実用化はまだ先
ピュアプレイ銘柄の多くは現在赤字経営が続いています。量子コンピュータが本格的に普及し、収益に貢献し始めるのは早くても2027年以降、場合によっては2030年以降という見方もあります。
② 株価の値動きが非常に大きい
期待感が先行しやすいテーマ株であるため、「ニュースで急騰→利確売りで半値以下→次のニュースで再上昇」というサイクルが繰り返されています。短期的な値動きに一喜一憂しない心構えが必要です。
③ 米国ピュアプレイ株は為替リスクも伴う
IonQやRigettiなどの米国株は、ドル建てで取引されるため、円高になると円換算での損失が拡大するリスクがあります。
米国の量子株に投資するには?
IonQやIBMなどの米国株に投資するには、米国株取引に対応した証券口座の開設が必要です。
量子株のように値動きの大きい銘柄を取引するなら、リアルタイムの株価情報や詳細なチャート分析ツールが使えるかどうかも口座選びの重要なポイントです。
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まとめ
量子コンピュータ関連株の主要銘柄を日本・米国に分けて紹介しました。
- 米国ピュアプレイ(IonQ・D-Wave・Rigetti):値動きが大きく、高リスク・高リターン型
- 米国テック大手(IBM・Alphabet):量子事業以外の収益基盤があり、比較的安定
- 日本株(NEC・富士通・日立・NTT):国策の恩恵を受けやすく、出遅れ感から注目が集まっている
現時点では「いつ実用化されるか」の不確実性が高い分野ですが、AIの次のテーマとして長期的な成長が期待されています。各銘柄の最新IRや決算情報をこまめにチェックしながら、リスク管理を徹底した上で投資を検討してみてください。
⚠️ 本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘・投資助言にあたる内容は含みません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。
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